2012年09月16日

【 外伝、エロマンス、その壱 〜 始まりはアダルト 】

……このお話は、全年齢対象である。
そして、このお話を全世界のすべてのロリコンどもに捧ぐ(ささぐ)。

「あん。いいわ。はぁん」

研究室の一角から女のあでやかな声が聞こえる。
なまめかしく。一体、この真っ昼間から何をしているのか。

「ええのんか。ココがええのんか」

続いて、お約束のごとく、禿げてそうなエロ親父の声が聞こえる。

「あぁん」

「これ以上、言葉はいらんわな。ええわ。よっしゃ」

「はぁん。ふふふ」

「お前はんを天国に連れて行ってやるさかいな」

ハァ、ハァと男の荒い息づかいが辺りを支配する。
クッと何かを我慢する女の息づかいが、男のそれに追随する。
ふぅん。あはんと。

「……ねぇ。ねぇ。博士、何を見てるの」

「ぶはっ」

ティッシュ片手に下半身丸出しの男が、つばを吐き出す。
率直に言おう。彼は今アダルトビデオをみていた。
しかし、良いところで、七才位の女の子に袖を引っ張られたのだ。

そう。
彼は今この瞬間、逝きそこねたのである。
しかも最悪の形で。左手にあるティッシュが寂しく行き場を失っている。

「……ツカサ」

「わぁ、女の人が!? 何をしてるの。こう?」

ツカサと呼ばれた女の子は、テレビに映っている女の人と同じ格好をした。
彼女は、まだ七才くらい。純粋なのだろう。キャキャと笑っている。
無邪気ゆえの罪か。男には、そう思えた。

ツカサは美少女と呼ばれても差し支えがない美貌を持っている。

髪は紫紺で肩までのボブカット。
瞳の色も髪の色に合わせ紫紺。くりくりと愛らしく動き回っている。
ロリコンにとって、これ以上の獲物はないと言っても過言ではないだろう。

「コラ! アダルトビデオのマネするんじゃない」

男は、顔を真っ赤にしてツカサという女の子を叱りつけた。
多分に恥ずかし紛れもあったのだろうと思う。

「いいか。ツカサ」

「あい」

「アレは、大人になってから知る事だ。お前はまだ子供だ。分かるな」

「あい。あいさ」

ツカサは敬礼のポーズをとり男に従った。
子供が大人に従う、それもあるが、ツカサはそう作られていた。
そう。

作られていたのだ!

男は、クー・ゼクロスという発明家。
そしてツカサは、クーに作られたロボットなのである。

クーは発明家。ツカサには、博士と呼ばれている。
しかしクーは子供が欲しかったのだろうか。
いや、違う。
ツカサが子供だという事、そこに重大な意味があった。
クー。彼は、生まれついての生粋のロリコンだったのである。

「そうだな。そう言えば、お前はロボットだったな。大人にならない」

「あい」

「という事は……むふふ」

ロリコンはロリコンの都合の良いよう解釈してエロスを教え込もうとする。
しかし対して、ツカサは。

「という事は、知らなくても良い事なんだね。博士」と、肩すかし。

「違う!」

クーは声を荒げ、ツカサに食いつく。
というか、クーは初めの始めから筆下ろし目的でツカサを作ったのである。
ロリコンが一番、美味しそうと感じる七才という年齢にして。

しかし、では、なぜ、一人寂しくアダルトビデオなど見ていたのだろう。
しかも用意周到にティッシュを左手に持って。

「ツカサ。来い。今からベットに行くぞ。お前に教える事がある」

「あい」

ツカサは、クーの言葉に何の疑問も感じず、素直にうなずく。
やはり、クーは、アダルトビデオなど見る必要性などなく、このまま……。
というか、くどいようだが、このお話は全年齢対象。
このままいくと十八禁になる危険性がある。
いや、その危険はない。

にほんブログ村 小説ブログ 小説家志望へ
にほんブログ村

↑このタイトルを観ていたw
posted by 四草めぐる at 23:04| Comment(0) | 外伝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。