2012年09月16日

【 外伝、エロマンス、その四 〜 続きはしない 】

≪ピー! シューボン!≫

そう。
ヤカンの沸騰するような音に続き、ロケット花火が炸裂した音が続き、
ツカサの頭から煙りが出て、髪がめらめらと燃え始めた。

「頭がポーとするんです。熱いです」

ロリコンの過剰な期待が、メモリーに過剰な情報を詰め込み過ぎたのだ。
人工知能本体がオヴァーフォローした。
慌てて、消化器を手にツカサの頭にぶっかけるクー。

「エロいしゅよ。ツカサは。何せメラメラと頭が燃えていますから。あい」

その間、目を回し、ぶっ倒れるツカサ。
ツカサは一連の騒動で、完全に壊れてしまった。
ロリコンの執念によって。

*****

「ふぁ〜…。むにゅ、むにゅ」

頭と胴体が切り離され数本のコードで繋がっているツカサがあくびをする。
今、クーは、必死になってツカサを修理しているのだ。

「博士。あのメモリーもう付けないんですか?」

「だまれ。作業の邪魔だ」

「ツカサ、せっかく博士の言うエロマンスが分かりかけたのに」

そう。クーは、あえて、拡張エロメモリーを外し、ツカサを直していた。
あのメモリーは、あり得ないほどのエロが詰まっていたのだ。
だから拡張するとオヴァーフォローするのだ。

あっちのH経験がない童貞ロリコンの過剰なエロ情報が仇になった。

「アレはダメだ。失敗だ。失敗」

「もう少し私が大人になってだな。期待を縮小せねばな。というより……」

「あい」

「お前には重大な欠点があった事を忘れていたよ」

クーの右手で電動ねじ回しが踊り、左手のハンダゴテが回路を繋げる。
その手際は、ロリコンでも、さすがは発明家と言ったところか。
手際よくツカサを直していく。

「これも、ま、私が大人にならなくては、分からない事なのだが」

「あい」

「お前にはアソコがないんだよ」

「あい。アソコの意味は分かりませんが、つるつるです」

「つるつるっていうな」

ロリコンで、童貞なクーに作られたツカサ。
アソコを知らないクーが創ったのだからアソコがないのは至極当然。
例えあの実験が成功していても全年齢対象は守られたわけだ。

「あい。というか博士はいつ大人になるの? もう四十五才だよ」

「うるさい。あちっ」

クーの左手のハンダゴテが動揺で右手人差し指に触れた。
鉛も溶かす、ちんちんに熱せられたハンダゴテが。
よほど触れられたくない所だったのだろう。

「きゃははは。博士。動揺してる」

「馬鹿にするな!」

そうして、今夜も平和に夜が更けていくのであった。

ロリコンは夢、また希望なのだ。
決して現実にしては、いけないというお話。
お後が宜しいようで。

宜しくない?

このお話は、全年齢対象なので、悪しからずです。
ただし、十八禁のツカサ(改)に続く予定。
……は、ない。

期待するなロリコンどもめ!

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↑ロリコンは、これでも観てればいいんだわ。
posted by 四草めぐる at 23:24| Comment(0) | 外伝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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